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真剣勝負 [中国]

Liu Li Chang 琉璃廠 という場所である。いろいろな書画、画材、書道材料、骨董品、印鑑など売られている。どれが本物でどれが偽物か、分からない。いや、そもそも、そんな違いというか概念が無いかもしれない。店で売られているのが偽物というか模造で、店も前の路上で売られている書画が無名の天才の書いた本物かもしれない。物の価値とは何かを問いかけているようだ。紫水街という、ブランド物の偽物を堂々と売っている市場があるが、そもそも偽物で品質の保証も無いから価格もあってないのと同様だ。プラダのバッグやアルマーニのスーツが偽物として売られている。少しでも話しかけようものなら電卓片手にすごい勢いで攻め立てられる。価格はすぐに半分以下になる。でも適正な価格が分からない。同じく物の価値を問いかけられている。そもそも偽物を買うのか、いくらなら買うのか。自分のポリシーの問題だ。そういう意味で琉離廠で物を売る人も紫水街で物を売る人も真剣勝負だ。私たちはそんな真剣さで物事を考えているのだろうか。ブランドとか値札でしか物の価値を見ないのだろうか。


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