新緑の頃 [北京]
北京の緑
冬の終りに北京に来たので、来た当初は灰色の街だった。4月に入り、5月になり、
木々の緑が鮮やかになると思った以上に緑にが多いことに気がついた。散歩がてら
歩いていると街のあちこちで並木の植樹も行われている。オリンピックに向けた
街の美化計画が進んでいることが伺われる。
街の改造
日本も64年のオリンピックを前に、青山通りや高速道路などの道路の整備、
多くの施設の建設が行われた。新幹線も「夢の超特急」と呼ばれて、
オリンピックに間に合わせて開通した。日本も今の北京と同じだったのだ。
誇りと埃
街のあちこちが掘り起こされ、ピルの建築が数え切れないほど行われ、
散歩をしていると歩き難いことこの上なく、また大変、埃っぽいのも事実。
できればあまり外を歩きたくないが、良い天気と新緑に誘われて、外を
歩くと、同じように多くの人が歩いている。埃だらけの靴を履いて、
ピカピカのビルときれいな緑の並木道に、オリンピックを開く市民の
誇りが満ちているように見える。40年前に日本もまた埃の道を
歩いたのか。私たちが誇りに思える国や街をどうすれば取り戻せるのか。
隗より始める
とりあえず、自分のしていることに誇りを持って、全力であたらねばと
思う。自分は自分の人生しか生きられないのだから。それに埃を
払う、良いブラシも買わねば。
2007-05-12 19:36
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